2011年秋のイブニングセミナー開催のご報告

2003年からスタートしたイブニングセミナー(木曜セミナー)は今年最終回で60回目となりました。
 

 9月16日、30日、10月14日に秋のイブニングセミナーを開催しました。毎回、40名程の参加者があり、会員の皆様の旅行医学への関心の深さを改めて知ることができました。ご講演頂いた演者の皆様に心より御礼申し上げます。
2011_evening_seminar_1   今回は、3月に起きた東日本大震災で直面した問題点に焦点を当て、我々日本人が知っておかなくてはいけないテーマを取り上げました。また、震災関連以外では感染症や登山に関するレクチャーを行いました。少人数のセミナーということもあり、一流の講師の方と直接ディスカッションができるので、各会とも様々なご意見や質問が上がり、とても活発な会となりました。


9月16日(金)

  「腸管出血性大腸菌O157 O104のメカニズムと対策」について、独立行政法人国立国際医療研究センター感染症制御研究部 細菌感染研究室長の浜端 崇先生にご講演を頂きました。今年ドイツを中心に欧州でも流行したO104と毎年都内でも300-400件の発生報告があるO157の発生原因、毒性、対策についてお話しして頂きました。

 

   プレレクチャーでは、「災害時に備える保存食の製造販売」 について、アルファー食品株式会社 東京支店支店長 町田 光司様にご講演を頂きました。災害時に備えて備蓄しておける保存食の「アルファー化米」の製造方法、調理方法の紹介をしていただきました。


9月30日(金)

「地震災害の軽減と安全・安心社会の構築-東日本大震災にどう対応するか-」
2011_evening_seminar_2  早稲田大学 理工学術院 教授 濱田政則先生にご講演を頂きました。第94代土木学会会長も務められた濱田教授は内閣府中央防災会議首都直下型地震対策専門調査会会員、日本学術会議委員長等も歴任された都市構造物と自然災害とのかかわりの専門家でおられます。今回の大震災を受け、浜田先生の最新の知見をお伺いすることが出来ました。

 プレレクチャーでは、「中高年のアウトドアトレッキング、登山に適したシューズの開発製造販売」 について、ミズノ株式会社 商品開発本部 フットウェア開発課 尾田貴雄様にご講演を頂きました。中高年者がトレッキング、登山を楽しむ機会も増え、より安全に体に負担がかかりにくいアウトドアウォークシューズ(トレッキングシューズ)の開発製造についてお話し頂きました。


10月14日(金)

「胎児や小児への放射線影響:科学物質の胎児や子どもの影響と比較して」
2011_evening_seminar_3  千葉大学大学院医学研究院教授 予防医学センター長 森千里先生にご講演を頂きました。 東日本大震災の福島第一原発の事故により、放射能の問題が様々取り上げられています。今回は環境による健康への影響に対する研究の第一人者でおられる森先生に放射線の胎児、小児への影響についてお話し頂きました。

 プレレクチャーでは、「災害時にも役立つアマチュア無線」 について、株式会社バーテックススタンダード 国内営業部 池田敏明様にご講演を頂きました。大震災後にも被災地ではアマチュア無線が活用されました。たとえ携帯電話が通じにくい場合でも双方向通信が可能なアマチュア無線の有効性と利用実例をお話し頂きました。

※尚、単位の取得が可能な各講演のDVDを販売予定ですので、是非ご購入下さい。(販売が開始いたしましたらHP上でご案内いたします。)



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