第5回 日本旅行医学会 看護部会
開催のご報告

 

去る12月17日(土)渋谷のこどもの城において第5回看護部会が開催されました。当日参加を含めて80名近い参加者があり、大変活発な会となりました。ご講演いただいた演者の皆様ご参加された方々に心より御礼申し上げます。

はじめに今回より看護部長をお引き受けいただいた菅野一男先生の開会あいさつがありました。教育プログラム1「O157、O104腸管出血性大腸菌」対策を国立国際医療研究センター研究所濱端崇先生よりご講演いただきました。昨年は富山、横浜、ドイツで発症し、死傷者も発生した疾病、下痢の症状、対策として乳酸菌のO157増殖抑制効果等を解説いただきました。

教育プログラム2では「糖尿病の旅行医学」と題して糖尿病ご専門医 菅野一男先生より急速に広がりつつあるインクレチン関連薬、バイエッタの海外旅行における注意点及び少々の高血糖の犠牲を払ってでも低血糖を避ける事の重要性をご講演いただきました。

体験発表1では昨年末期癌患者をアメリカ旅行に送りだした篠塚規先生に「終末期旅行に付き添う為の能力と提言」と題し末期患者を国内外へ旅行させる為に必要な能力について講演及びパネルディスカッションを行いました。

当会はツアーナースの会員が多く、高い関心を示し活発な意見交換が行われました。篠塚先生より末期患者が実際にアメリカ旅行に使用した折りたたみ車椅子、メンフィスで患者がご旅行を楽しんでおられる写真のみならず、ホテルのバスルームや飛行機の中での様子の写真につきましてもご紹介解説いただきました。

パネルディスカッション参加者のご意見をご紹介させていただきます。看護師が末期患者を旅行に連れて行く事は主治医から充分な事前説明を受け、了解の上で、家族とも可能な事、そうでない事も相談の上で行くべきではないかなどのご意見がございました。救急の先生より医師主治医の先生方も患者を旅行に行かせてあげられる看護師の存在、連絡先を知らないケースが多いのでもっと告知すべきではないかというご意見をいただきました。また看護師、ツアーナースが患者に同行する事により可能になる事をより告知して患者、医師、家族に安心感を持って依頼してもらえるようにすると良いのではないかというご意見もいただきました。今後の活動のヒントにして頂ければ幸甚です。

参加者の看護師、添乗看護師、医師、介護士等の方々は日々の仕事で起こる様々な問題を抱えていらっしゃるようで、皆さん真剣な表情で聴講されていました。

● 当日の様子 ●

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●開催関連情報

開催日時 12月17日(土)13:00~16:55  17:00~懇親会
会場 子どもの城
8階 803-4号室(東京メトロ表参道駅 B2出口から徒歩8分)

http://www.kodomono-shiro.jp/access/index.shtml
おもな内容

教育プログラム1:「腸管出血性大腸菌o157 o104のメカニズムと対策」
 国立国際医療研究センター研究所 感染症制御研究部 濱端 崇

教育プログラム2:「糖尿病の旅行医学」
かんの内科 院長 菅野一男先生

体験発表: 「終末期旅行に付き添う為の能力と提言」
   松弘会 三愛病院 副院長 篠塚 規先生
  

パネルディスカッション

  「終末期旅行に付き添う為の能力と提言」
  篠塚 規先生、ツアーナースの方々

取得単位 すべてのプログラムを聴講して20単位以上取得。
参加費 会員 3000円  非会員 5000円  懇親会参加費 1000円

お問い合わせ:日本旅行医学会 事務局 TEL 03-5411-2144 
Mail: info@jstm.gr.jp

日本旅行医学会事務局
〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12 津田ビル 302
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